小田野城

小田野城([武茂城  周辺城郭])

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小田野城の口コミ情報

2022年11月16日 昌幸近江守更に吉


小田野城は、北方の武茂(下野)へ・西方は鷲子(とりのこ)山へと分岐する交通上の要所に構えた境目の城です。

城主は小田野氏。佐竹氏一族の山入氏の分家にあたります。9代250年もの間、小田野の地を治めました。
100年にも渡る佐竹氏の後継者争い、いわゆる山入の乱では、山入氏の分家にも関わらず佐竹氏に協力します。そして数々の功績を上げ、終乱時には重臣となります。
天正19年(1590)小田野氏は水戸へ移り、小田野城は廃城となりました。

下野との境目の城だけあって武茂方面を意識した構造になっていて、登城最初に現れる切岸に囲まれた空間には驚かされました。
切岸を越えたとしても、小さな腰郭が侵攻を妨げ、主郭に辿り着くのは容易ではありません。

コンパクトながらも考えられた縄張です。じっくり見ても1時間はかかりません。隙間時間を埋めてくれる最良の城ではないでしょうか。

※道沿いに案内板があり、路肩が広くなっています。そこに駐車可能です。

【写真の説明】
①のっけからこの切岸空間。
②切岸を登る。左側は天然地形を生かした竪堀があった。
③主郭東側の堀切。
④主郭西側は尾根と繋がる。動きを遮断する二重堀切が設けられる。中央奥が主郭。
⑤二重堀切の一条。
⑥二重堀切のもう一条。
⑦主郭まで段々と繋がる郭があるのが分かる。
⑧主郭。左の盛り上がりには櫓が建っていた。

2020年09月18日 疲れた人


小田野城は尾根の先端にある城です。
佐竹氏の一族、小田野氏の城でした。佐竹氏が水戸城に移った際に、ともに水戸へ移り、そのときに廃城になったそうです。
主郭を中心に小さな郭が重なり巡らされており、堀切やいくつかの堅堀(程よい藪で写真ではさっぱりわからず出していません)で守られています。
とにかく小さい城です。
ふもとの案内板の真裏に見える竹藪を直登して、よれよれになって辿り着いた主郭とその小さな土塁にはほっこりしました。縄張り図を見てはいましたがあまりの小ささに、ここは戦時の詰めの城なのかなと思いました。
ちなみに、西の堀切の先、縄張り図にない部分はひたすら尾根道が続くのみでした。

主郭南側がちょっとだけ凝った作りになっていて見所だと思います。現地案内版で城道とされている部分が段差をつけた三段の道に分かれていて、常に上から狙われるようになっていました。その道が辿り着く先は西側にある堀切の底になっており、小さなお城ながらしっかりと守る意図が感じられました。敵を誘導して仕留めるのを狙ってるんですが、城道に長い距離があるわけでも鋭さや激しい高低差があるわけでもなく、辿り着く堀底もめちゃくちゃ深いわけではない、だけど、この城のキルゾーンだと思います。
登ってしまえば、どこか和むかわいいお城でした。

ちなみに登場路は麓の案内板の右奥にあります。藪に見えますが、道がついていて、そこを歩くと、根古屋に出て、木の階段が付くところに出ます。竹藪直登は絶対に勧めません…。

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