九石城
九石城([千本城 周辺城郭])
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九石城の口コミ情報
2024年10月10日 マグロ常陸介祐平
サザラシジョウと読みます。難読ですね。
那須与一の兄、那須十郎為隆(千本氏の祖)が建久4年(1193年)に築いたとされています。千本氏の菩提寺の長安寺は、為隆が所草に山口城を築いた建久元年に九石の地に創建され、明応元年(1492円)に現在地に移転いていることから、九石は千本氏にとって長く重要な土地であったと思われます。お寺の総門はお寺の移転時に九石から一緒に移したといわれています。
九石古宿遺跡(縄文遺跡)の説明板の向かいの農道の先が城址となります。森に入ると直ぐに堀底となり(写真1枚目)、突き当たり右側が郭の入口となります。この地点が本丸と二の丸の境となっており、右側には二の丸の虎口(写真5枚目)、左側は二段の虎口(桝形?、写真2,4枚目)という感じで本丸に入ります。本丸の北側のみ薄めの土塁が見られ(写真3,7枚目)、周囲を広めの帯郭が囲んでいます。防衛的には手薄で、居館という感じです。
400mほど東には、Googleマップに「九石館跡」で位置登録されている、旗本梶川氏の陣屋(名主九石氏の屋敷)がありますが、現在も九石氏がお住まいの為、見ることは出来ません。ちなみに梶川氏は忠臣蔵で浅野内匠頭を取り押さえた梶川与惣兵衛です。館の入口に立つケヤキの木は(写真8枚目)、推定樹齢800年の巨木で、与惣兵衛が巡視で訪れる際は必ずこの木の下で休んだとの事です。