足利学校

足利学校の口コミ情報

2025年05月16日 ラッセル小弓公方外記
足利学校は、日本最古の学校といわれており、１６世紀に来日したスペインの宣教師フランシスコ・ザビエルが「日本国中最も大にして、最も有名な大学」と評し、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスは「坂東随一の大学」と伝えている。
創建には諸説があり、古くは奈良時代の国学の遺制説、平安時代に小野篁が創建した説、鎌倉時代に足利義兼が一族の子弟の教育のために創建したとする説などがあるが、明確な資料がなく特定されていない。
存在がはっきりしているのは、室町時代中期に関東管領上杉憲実が鎌倉から僧・快元を校長として招き、学則の準備や漢籍の寄進を行った時になる。
これ以降、足利学校は、上杉氏・長尾氏・後北条氏・徳川氏の保護のもとで存続していく。
特に、江戸幕府初代将軍徳川家康は、豊臣秀次により持ち去られていた貴重な書籍などを足利学校に返還させた。
史跡内に立つ方丈や孔子廟など建物は江戸時代の姿を復元したもの。