大平山城

大平山城([皆川城  周辺城郭])

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大平山城の口コミ情報

2024年06月19日 マグロ常陸介祐平


北条氏照の北関東進撃に対して皆川氏照が佐竹氏の援軍とともに陣を敷いたお城です。大平山神社は焼け落ち、城は北条氏に占拠され、広照は草倉山に陣を移し抵抗しますが、徳川家康や佐竹義宣の薦めもあり北条氏に降伏、北条氏の養女を嫁に迎え宇都宮氏攻めでは北条方の先陣をつとめています。

大平山神社の東側の奥宮入口が入城口となります。少し山道を登ると奥宮のある曲輪があり(写真6枚目)、さらに進むと高さのある石垣が現れます(写真3枚目)。石垣の上の小さな曲輪には北側から登ることができます。その曲輪の西側には低い石垣がある腰曲輪があり(写真1枚目)、南東方向に下る尾根道を進むと、先には堀切があるようですが、神社の背後でもあり、人目につくため引き返しました。石垣まで戻り北に向かう尾根(写真7枚目)を進み、岩場の急坂を登ると左手に小さな祠のある曲輪(写真4枚目)、正面の一段上には本丸の虎口(写真5枚目)が現れます。本丸には富士浅間神社(写真2枚目)が鎮座し、二段構造(写真8枚目)になっており、帯曲輪で囲まれ、北西側には二段の小さな腰曲輪が確認できます。全体的に整備されており、見やすいお城となっています。

大平山には大平山神社、大曲駐車場、謙信平(上杉謙信が兵馬の訓練を行い景色に目を見張ったとされる)などの広い削平地が見られ、これらも曲輪として機能していた可能性もあるようです。

幕末には、水戸の天狗党が1ヶ月半にわたり大平山神社の塔頭の連祥院に陣をはっており、あじさい坂を登り切った鳥居の先には標柱が立っています。

大平山の麓にある大中寺(先人様が詳しく口コミされています)は、上杉謙信と北条氏康が同盟を結んだお寺として知られていますが、皆川氏に縁のあるお寺で、皆川氏照の孫娘の墓の他、家臣の川田氏や白澤氏、白石氏(佐竹氏の系統で岩瀬城主白石志摩守宗義の子孫と伝わるらしい)の墓があります。川田氏の墓碑にある因幡守や藤三郎は、金剛寺(皆川城の麓にある菩提寺)に伝わる譜代討死帳によると諏訪砦や草倉山で討死したとされており、北条氏との激戦を物語っています。白石氏の兎毛は栃木出張で討死、白澤氏の右馬助はそれ以前の川田原で討死しており、天正期の武士の厳しさがわかります。

大平山はアジサイの名所ですので、この時期の訪問がオススメです。

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