白土城

白土城([磐城平城  周辺城郭])

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白土城の口コミ情報

2022年09月04日 国府左京大夫城介


戦国大名岩城氏の初期の居城

【歴史】
築城年代は不明だが、嘉吉の内紛(1442~1443)により、岩城氏の内紛を鎮圧し、岩城氏の当主となった庶流の岩城(白土)隆忠が築いた。その後、親隆・常隆の三代の居城として、岩城郡・菊田郡・楢葉郡を領有すると、文明年間(1469~1487)に、大館(飯野平城)に本拠地を移した。
天文年間(1532~1555)の頃には、岩城成隆の弟・重隆(成隆の死後、岩城氏の当主となる)が白土城の城主となっている。その後、岩城氏の宿老である白土摂津守隆通が城主となっている。
関ケ原の戦いの後に、岩城氏が改易されると、同時に廃城となったと考えられる。

【遺構】
磐城平城の南東2.5kmに位置する阿武隈高地から伸びる支丘陵の先端(標高90m)に築かれている。
白土城は、東西1km・南北約900mもある巨大な山城で、複数の曲輪群で構築されている。
主郭には、虎口・土塁・堀切が残っている。また、岩城氏の菩提寺である増福寺の北西にも平場(現在は墓地)がある。増福寺から南に行くと、土塁と空堀が、更に南側の平場には居館跡(現在は個人宅)がある。

【感想】
明確な登城口はないので、北側にある花地稲荷神社(元は櫓台か?)から登城していきます。しかし、この神社の参道は傾斜に無理矢理九十九折の道としているため、かなり登りにくいです。更に前日の雨のせいか、かなりぬかるんでおり、より一層登りにくかったです(むしろ、降りる時の方が大変です😅)。
城内は、ほぼ藪で覆われており、遺構が分かりにくいのに加え、虫にまとわりつかれ、写真が撮りづらい状態でした。しかし、縄張り図や現地の一部遺構から中々面白そうなお城っぽいので、冬場の再訪も念頭に考えてもいます。

【アクセス】
いわき駅から徒歩で約30分。

【写真】
①遠景
②登城口(花地稲荷神社入口)
③九十九折の登城道
④堀切
⑤主郭付近の土塁と切岸
⑥増福寺付近の段曲輪
⑦土塁
⑧居館跡

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