大槻館
大槻館([陣が峯城 周辺城郭])
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大槻館の口コミ情報
2025年08月17日 日和山
大槻館
所在地 耶麻郡西会津町大字野沢字本町
分類・構造 平城
築城主 伊藤盛定
築城主 延徳年間(1489~91)
主な改修者 大槻太郎左衛門政通
主な改修年 永禄5年(1562)
廃城年 天正6年(1578)
遺構 土塁、空堀
全盛期の芦名氏に敢然と反旗を翻した大槻太郎左衛門の居館です。遍照寺という寺の境内になっていますが、周囲に土塁が残っています。空堀もあるのですが、民家が建っていたりして、良好には見ることは出来ません。
大槻太郎左衛門は、もと大庭氏で、芦名家の中でも勢力を誇っていましたが、それで芦名盛氏に目を付けられ、わずかな所領を与えられて野沢大槻館に移されました(たぶん、伊藤大槻氏の名跡を継承させられたのでしょう)。これを不満に、西方の山内右近ら只見川以西の反盛氏勢力と共謀し反旗を翻しました。上杉謙信まで巻き込んだというのだから大物です。しかし、計画が事前に露見し、芦名勢に鎮圧され、岩屋に隠れていたところで討たれてしまいました。
密書を使者が落として事がばれたり、雪のなか、岩屋に隠れていたとき、物資の調達を依頼した猟師が芦名の軍勢を連れて帰ってきたりと、何かと抜けているのではありますが、地元では、全盛期の芦名氏に敢然と立ち向かった豪傑といわれています。
Wikiにも、どこのものか分かりませんが、ゆるーいキャラとともに人物が紹介されていますので、検索してみてください。