駒寄城
駒寄城([久川城 周辺城郭])
久川城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「駒寄城」の地図・口コミがご覧頂けます。
※「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。
駒寄城の口コミ情報
2020年09月29日 国府左京大夫城介
伊南を治めた河原田氏の戦時用の城
【歴史】
奥州征伐に従軍し、功を挙げた河原田盛光(初代)が源頼朝から伊南郷の地を与えられた際に、戦時用として築城したと伝わる。
天文12年(1542年)に会津統一を狙う蘆名盛氏と河原田氏は戦いますが、この際、駒寄城では防ぎきれないため、宮沢の奥に柵で防いだとのことです。伊達政宗の影響が伊南に及んでくると、河原田盛次は新たに久川城を築城したため、そのまま廃城になったと思われます。
【遺構】
伊南小学校の背後にある山が駒寄城となる。
空堀と土塁で区切られた曲輪群があり、各曲輪もかなり広い造りとなっている。
3郭には、長方形上の謎の窪地があり、用途は不明らしいが、武者隠しみたいな役割があったのかと推察してみる。
主郭には駒寄神社があるが、岩盤の上の小スペースのため、むしろ物見台として利用していた方が妥当だと思われる。
また、城の南側は山頂から流れる川があることから、籠城時の水源は確保できるようになっている。。
なお、この山頂には駒寄要害城があり、堀切や竪堀があるとのことだが、今回は時間がなかったため訪れてはいない。
【感想】
久川城と比べると、あまり戦闘向きではないような印象を受ける。河原田氏もこの城の防御をあまり信用していないことは歴史の欄で書いたとおりです。駒寄要害城を確認していないので何とも言えませんが、あくまでも、居館の一つとして使っていた感じがします。
久川城をリア攻め後、バスの時間まであるのならば、訪れるのも一興かと。
なお、登城口には熊に注意する看板があるので、この城を訪れる際は熊鈴は必須です。
加えて、城内は杉林のため、比較的歩きやすいですが、時期によっては花粉症の人には辛い城だと思います。
【アクセス】
会津田島駅から「内川」行きのバスに乗り、「古町タバコ屋前」で下車し、徒歩5分。
久川城から、徒歩で20分程の場所にある。
【写真】
1:駒寄城遠景
2:説明板
3:3郭にある謎の窪地
4:2郭と3郭の間にある空堀(分かりにくいですが)
5:主郭への登り口
6:主郭にある駒寄神社