洲崎館

洲崎館([上之国館  周辺城郭])

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洲崎館の口コミ情報

2025年05月08日 国府左京大夫城介


コシャマインの戦いで功を挙げた武田信広の館

【歴史】
長禄元年(1457)に、武田信広が築いた。
武田信広は、上ノ国守護であった蠣崎季繁の養女(安東政季の娘)を娶り、蠣崎氏(後の松前氏)の家督を継いでいる。館を築いた際に、「建国の大礼」を行ったとされている。文明5年(1473)頃までに、夷王山の中腹に勝山館を築き、そちらに移っている。
なお、この洲崎館は、北海道の館で唯一築かれた年代が明らかな館である。

【遺構】
勝山館の北東約1.7kmに位置し、海岸に近い場所に築かれた館である。
館の内部は未調査のため正確な遺構ははっきりとしないが、砂館神社周辺が主郭にあたり、南郭の部分は完全に民家となっている。
主郭には土塁や空堀と思われる物が残っている。主郭の更に北側に、郭らしき(毘沙門堂伝承地)地形もあり、その間は堀のようにも見えなくはない。また神社の西側に空堀のような箇所があり、途中に畝らしきものがあった。

【感想】
勝山館や花沢館と比べると戦闘用の館ではなく、平時の政や祭事を行うための館として築いたようです。いざ戦が始まれば、コシャマインの戦いで陥落しなかった花沢館に立て籠もるという考えがあったように思います。
遺構もあまりはっきりしたものが分からないですが、堀切や土塁らしきものは確認することが出来ます。遺構でも述べた通り、畝というか段差のある空堀もありますが、往時のものかははっきりと分かりません。
勝山館を寄ったのであれば、花沢館や洲崎館も併せて周ることをお奨めします。

【アクセス】
①函館から江刺ターミナル経由し、北村バス停で降車し、徒歩4分。
②勝山館登城口(麓)から徒歩35分。

【写真】
①砂館神社
②説明板
③神社本殿(神紋は武田菱)
④主郭の土塁
⑤堀?状の地形(左手が毘沙門堂伝承地)
⑥畝(段差)がある西側の空堀

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