金山城(かねやまじょう)

金山城 投稿者:てつ&あゆ兵部卿さん

城郭基本情報

名称(よみ) 金山城(かねやまじょう)
通称・別名 美濃金山城、兼山城、烏峰城
所在地 岐阜県可児市兼山町古城山
天気情報

04/02(水) 降水確率:40%
17℃[+2]8℃[+2] 詳細

地図 マップ周辺の城NaviConYahoo!カーナビ
問い合わせ 可児市文化財課[電話
分類・構造 山城
天守構造 複合式層塔型[2重2階/築年不明/解体]
築城主 斎藤正義
築城年 天文6年(1537)
主な城主 斎藤氏、森氏、石川氏
廃城年 慶長5年(1600)
遺構 曲輪、石垣、土塁、横堀(空堀)、井戸、移築門
指定文化財 国史跡(美濃金山城跡)
再建建造物 石碑、説明板

100名城スタンプ情報

番号・名称 (続)143 美濃金山城
設置場所 可児市観光交流館[地図
美濃金山城は、建物礎石、高石垣、瓦という3つの要素を併せ持っていたことが発掘調査から判明し、平成25年に国史跡に指定され、平成29年には日本城郭協会が選ぶ「続日本100名城」にも選定されました。

概要 

天文6年(1537)に斎藤大納言妙春により築城され、烏峰城という名で呼ばれていました。

その後、永禄8年(1565)織田信長の美濃侵攻により家臣である森可成が城主となり、金山城と改称されました。その後、長可・乱丸・忠政と森家が城主となりました。

慶長6年(1601)頃に城が破却されたのでは、と考えられています。

特徴 

美濃金山城は、木曽川中流域の左岸、可児市兼山の古城山にある戦国期から織豊期にかけて営まれた山城です。

山上の最高所(標高276m)に主郭を設け、その東・南・西に続く尾根筋に曲輪群を配置し、北麓部には米蔵跡と伝承される曲輪が存在します。

発掘調査の結果、4棟の礎石建物が検出された主郭をはじめ、各曲輪に川原石を用いた礎石建物が存在することが明らかとなりました。

出土遺物には土師器(かわらけ)、瀬戸美濃産陶器(碗・皿・鉢等)、中国製磁器、瓦等があり、最盛期とかんがえられる16世紀後半には10の曲輪に礎石建物があり、主郭には瓦葺の建物が存在していたと考えられます。

美濃金山城は後世の改変があまり加わらず、破城の様子をよくとどめている点でも価値が高く、瓦の導入や石垣の構築等、織豊系城郭の特徴をよく示し、山城の変遷を考えるうえで重要な遺跡として、平成25年に国史跡に指定されました。

景観 

美濃金山城は、近隣の城や北を流れる木曽川を見渡せる高所に築造されています。本丸跡の標高は276m、城下町とは約170mの比高差があります。

構造 

本丸

天守があった場所です。本丸を囲む斜面には石垣が見られます。多くの礎石から大きな建物があったと思われます。

二の丸

礎石の形状から、渡り廊下のある建物があったと考えられます。南側と西側に石垣があります。

二の丸西面石垣

この石垣は加工していない石を積む野面積みという積み方で造られています。隙間には間詰め石が詰められています。

三の丸

北・西・南の3方向に石垣が築かれています。礎石から建物があったことがわかります。岩盤を加工して虎口が造られています。

枡形虎口

3方向を石垣に囲まれた虎口で、門の礎石が見られます。左側が本柱の礎石、右側が控柱の礎石になります。

東腰曲輪/南腰曲輪/西腰曲輪

東腰曲輪は井戸跡があったといわれる場所です。ここでは破城の際に捨てたと思われる礎石や瓦が見られます。南腰曲輪、西腰曲輪では礎石が見つかっています。

左近屋敷

細野左近という武将の屋敷があったとされる場所です。北側に二段の石垣が築かれています。破城の際に石垣の天端(一番上端の石)の石や隅石を壊した状態が残っています。

米蔵跡

美濃金山城の米蔵があったといわれる場所です。北側に壮大な石垣が見られます。この場所から三の丸へ登ったと思われます。

発掘調査と出土遺物 

平成18年度から22年度にかけて5回の発掘調査を行いました。発掘調査では、天守や門に使用された瓦などの出土遺物や建物礎石が見つかりました。また、茶碗や素焼きの皿・すり鉢などの陶器や古銭、製鉄に使用されたと思われる羽口や石製の容器も出土しています。

情報提供:可児市教育委員会



城郭口コミ


2025/03/19 22:44猫耳◇□◁△▷▽⊿萌
金山城城門(里帰り城門):兼山に還ってきた美濃金山城の門慶長六年(1601)前後、美濃金山城の破却(※)に伴い天守はじめ諸施設が犬山城などに移されたといわれます。この一連の出来事は「金山越し」と呼ばれ、その際に美濃金山城の門の一つが犬山の瑞泉寺に移築されたと伝わっています。この門は瑞泉寺の境内に長い期間保存されていましたが、令和七年三月に美濃金山城の城下である兼山の地に里帰りしました。この門は「高麗門」という、主に城郭に用いられる様式で、最上級の木曽檜が使われた国内でも最古級の城門です。往時の美濃金山城の姿を遺し、「金山越し」を今に伝える唯一の木造建築物の可能性があります。※破却•••破城(城割り)ともいい石垣の天端や...

2025/03/17 23:19猫耳◇□◁△▷▽⊿萌
可成寺:大龍山可成禅寺(臨済宗妙心寺派)織田信長の宿将として数々の武勲を立て、元亀二年(1571)に宇佐山(大津市)で戦死した、金山城主森三左衛門尉可成公菩提のため、その子二代城主森長可公が父の名「可成」をそのまま寺号とし栄厳和尚を迎えて金山城東の寺が峰に創建された。当寺開基の長可公は、信長・秀吉二君に仕え、鬼武蔵の異名をとったほどの勇将だったが、天正十二年(1584)長久手において戦死した。その墓石が、父君可成公の墓石に合祀されている。その後を継いだ三代城主忠政公が、慶長五年(1600)に川中島(長野県)へ転封されたとき、寺は現在地に移転されて今に至っている。また、昭和四十二年(1967)には、蘭丸...

城郭攻略情報


2023/11/26 10:48
rigret
多治見八百津線兼山郵便局前にて攻略。
2023/11/12 11:45
✓武蔵坊治部大輔
くらずし可児店内で攻略(^^ゞ
2023/06/21 10:29
あざらし肥前守
名鉄広見線明智駅~道の駅可児ッテ~御嵩駅まで徒歩移動中。(❜18・11攻略)
2023/01/30 22:20
尾張守 高雅
可児からだと東海環状高速の木曽川橋付近まで行ってやっと落とせました
2023/01/17 08:43
蔵人頭日本三景を観に行こう
続百名城のスタンプは月曜日で閉館中でしたが、ドアに鍵かかっていないので押すことが出来ました。時間内は係りの人がいます。ちなみに、明智駅から徒歩で40分です。

城主争い

来月度の城主争い戦況

 1位 美濃エイハヤさん 9

 2位 マリオ左衛門督66さん 6

 3位 マリオ外記66さん 5

観光名所

常照寺
森家の家老であった林長兵衛為忠によって建立されました。開山は妙向尼の末子暮久と言…
【可児市】可成寺
森家の菩提寺。蘭丸をはじめ、可成、長成、坊丸、力丸の墓があります。また、森武蔵守長可の…

情報提供:可児市観光交流課
情報提供:一般社団法人 岐阜県観光連盟

金山城の周辺スポット情報

 出丸跡石垣(遺構・復元物)

 桝形虎口(遺構・復元物)

 本丸跡(遺構・復元物)

 左近屋敷跡(遺構・復元物)

 米蔵跡(遺構・復元物)

 曲輪跡?(遺構・復元物)

 腰曲輪(遺構・復元物)

 搦手門礎石(遺構・復元物)

 東腰曲輪(遺構・復元物)

 水の手(遺構・復元物)

 大堀切(遺構・復元物)

 三の丸門跡(遺構・復元物)

 二の丸物見櫓跡(遺構・復元物)

 大堀切(遺構・復元物)

 搦手道(遺構・復元物)

 南腰曲輪(遺構・復元物)

 二の丸(遺構・復元物)

 西方物見台(西腰曲輪)(遺構・復元物)

 金山城城門(里帰り城門)(遺構・復元物)

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 小関の清水(碑・説明板)

 顔戸城址碑(碑・説明板)

 金山城址説明板(碑・説明板)

 城址碑(碑・説明板)

 登城口案内板(碑・説明板)

 説明板 美濃金山城-興亡の歴史-(碑・説明板)

 顔戸城(周辺城郭)

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 妙向尼と林新右衛門の墓(寺社・史跡)

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 浄音寺(寺社・史跡)

 森立寺(寺社・史跡)

 専養寺(寺社・史跡)

 信長休み石(寺社・史跡)

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 六角堂(寺社・史跡)

 願興寺(可児大寺)(寺社・史跡)

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 華蔵寺(寺社・史跡)

 大仙寺の宮本武蔵坐禅石(寺社・史跡)

 可児市戦国山城ミュージアム(スタンプ)

 トイレ(トイレ)

 トイレ(トイレ)

 トイレ(トイレ)

 蔵風デザインの公衆トイレ(トイレ)

 駐車場17台(駐車場)

 駐車場(駐車場)

 駐車場(駐車場)

 駐車場(駐車場)

 第一駐車場(駐車場)

 大堀切前の駐車場(駐車場)

 可児市観光協会(関連施設)

 うらじろの径入り口(その他)

 展望台(その他)

 蘭丸産湯の井戸(その他)

 展望台(その他)

 戦国山城ミュージアム(その他)

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 金山城デザインの自販機(その他)

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