国峰城(くにみねじょう)

国峰城 投稿者:国府左京大夫城介さん

城郭基本情報

名称(よみ) 国峰城(くにみねじょう)
通称・別名 国峯城
所在地 群馬県甘楽郡甘楽町国峰1025-2他
天気情報

11/22(金) 降水確率:30%
17℃[-1]5℃[-2] 詳細

地図 マップ周辺の城NaviConYahoo!カーナビ
問い合わせ 甘楽町教育課文化財保護係[電話
分類・構造 山城
築城主 小幡氏
築城年 天文年間(1532〜1555)
主な城主 小幡氏
廃城年 天正18年(1590)
遺構 曲輪、土塁、横堀(空堀)、竪堀
指定文化財 町史跡
再建建造物 碑、説明板
国峰城(くにみねじょう)は、群馬県甘楽郡甘楽町国峰にある山城。

遺構 

織田信雄ゆかりの国指定史跡「楽山園」の南西約2kmのところに位置する。標高434mの山頂部分にある山城、東麓の緩斜面にある平山城、さらに北方の紅葉山西麓から下川までを堀割った遠堀で構成される。山城部だけでも長さ1.2kmに及ぶ、大規模な城だ。

山城は最高所に主郭が置かれ、東西に伸びた尾根に曲輪が展開する。曲輪間は堀切で遮断し、回り込みを防ぐ竪堀を設けているのが特徴だ。主郭には枡形虎口を備えた技巧性も見られる。堀切を隔てた東側の曲輪から東斜面が急坂となり、大手筋になっている。

東麓に広がる緩斜面は4つに区画される。最高所は御殿平と呼ばれ、城主の御殿が想定されている。

歴史 

築城者、築城年とも定かではないが、甘楽地域に本拠を置いた国人の小幡氏が、上州一揆を代表する勢力となった文明3年(1471)頃までに築城したと考えられている。小幡憲重は信州境で武田氏と連携する一方で、北条氏に属して関東管領上杉憲政の平井城攻めに加勢。上杉憲政が越後へ落ちると、武蔵国境地域の支配を任された。

永禄元年(1558)以降は一族間の争いにより国峰城を追われたようで、箕輪城の長野業政らが憲重を追放し、一族の小幡景定を城主としたともされる。憲重は武田信玄氏を頼り、西上野侵攻を支援。信玄が国峰城を奪い返すと、城主へ返り咲いた。

天正18年(1590)の豊臣秀吉による小田原攻めでは、時の当主小幡信定は小田原城に籠城。北条氏の滅亡に伴い小幡氏は他城へ仕官し、国峰城も廃城となった。

交通 

・上信電鉄上州福島駅から乗合タクシー那須線枇杷の沢下車、徒歩約30分

参考文献 

・『関東の名城を歩く北関東編』吉川弘文館、2011年
・『中世城郭研究第5号』 八巻孝夫「国峰城」中世城郭研究会、1991年

文:萩原さちこ



城郭口コミ


2024/09/03 01:24RED副将軍
国峰城:武田二十四将にも数えられた小幡信真の居城🏯⁡オススメ度 ★★★★⭐︎⁡築城年代は不詳。小幡氏により築かれたと云われます。小幡氏は武蔵七党の児玉党の一族とされ、西上州の首領として勢力を伸ばし、関東管領山内上杉氏の重臣となりました。1552年に北条氏康の侵攻により関東管領である上杉憲政が長尾景虎を頼って越後へ落ちると、上杉氏に属していた国人衆は越後の長尾氏、小田原の北条氏、甲斐の武田氏に分裂。小幡憲重は武田氏に属します。しかし長尾氏に属した箕輪城の長野業政は留守中の国峰城を奪い小幡憲重と子の小幡重定を追放。長野氏一族の小幡景定を城主とします。1561年、武田信玄は国峰城を奪い小幡重定を城主に復帰さ...

2024/03/16 14:38武蔵守宗隆
登城口:ここまでは林道歩き、この先急階段の連続注意

城郭攻略情報


2024/11/03 11:36
かつアニぃ左兵衛督
上信越道富岡IC通過時に取れました。
2024/10/13 18:44
シゲ越後守豊右衛門
道の駅甘楽にて小幡陣屋、白倉城、国峰城のトリプル攻略可能
2024/09/21 10:45
右衛門督tomoiwaTe
たまたまかもしれませんが、上信越道から攻略できました。下り方面、富岡インターチェンジを過ぎてからポチでした。
2024/08/21 13:30
ムサコ駿河守
交通機関(高速バス)の車上からの攻略例新宿→軽井沢の高速バス利用、自動車道本線では届きませんが、富岡バス停に向かう途中、富岡インターチェンジの南端辺りで攻略できました。ただし、降車する人がいないとインターチェンジを降りずに通過してしまう様です。
2024/01/10 16:23
のほほん左近衛少将
上信電鉄上州富岡駅にて自転車を無料レンタル県道46号を南下して上信越自動車道をくぐり、「道の駅甘楽」まで200メートルの看板のところで攻略です🚲往復で約40分坂道が多いのでギアのある自転車をおすすめします。

城主争い

来月度の城主争い戦況

 1位 カイピーわんさん 125

 2位 おかめとおつるさん 83

 3位 もも太郎さん 59

国峰城の周辺スポット情報

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