神戸の山城を描く -城郭と合戦の戦国時代史-
2025年07月19日~2025年08月31日
神戸市埋蔵文化財センター
夏季企画展
神戸の山城を描く
-城郭と合戦の戦国時代史-
2025年7月19日(土曜)~8月31日(日曜)
「武功」か、それとも蛮行か―天正5 年(1577)10 月、織田信長麾下の武将羽柴秀吉が播磨姫路城に着陣しました。その後、約2年にわたる播磨侵攻、いわゆる「秀吉の播磨攻め」の幕開けです。西国の雄である毛利輝元と安土に政権を置く織田勢力との狭間に立たされた播磨の国 人領主たちは、一度は信長に服従しますが、やがて毛利と通じ、信長に反旗を翻します。織田方の総大将秀吉、軍師は同じ播磨国人の黒田官兵衛。稀代の戦上手ふたりと対峙した播磨国衆は、齢二十余歳の名門別所長治を中心に自らの存亡をかけて壮絶な戦いを 繰り広げました。後世の軍記物語では、勝者である秀吉の「武功」と語られる播磨攻めの戦場は「山城」という形で神戸にも多く残されており、ふるさとに生きた国衆たちの一期の記憶を今に留めています。その在りし日の姿を、発掘調査の成果や絵画・文献史料と城郭研究家木内内則(きうち ただのり)氏の想像復元図から描きます。
投稿者:ダンクマ主水佑
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