室生神社の流鏑馬
2022年11月03日
令和4年度の『室生神社の流鏑馬』は、令和元年度以来、2年ぶりに開催されます。
神奈川県指定無形民俗文化財「室生神社の流鏑馬(むろうじんじゃのやぶさめ)」は毎年11月3日の室生神社の例大祭に神事として古儀に基づき行われています。
山北町山北の宮地に所在する室生神社に伝わるもので、起源は源頼朝の石橋山挙兵の際、平家方に味方したため領地を没収され、斬刑に処されるところであった河村義秀(かわむらよしひで)が、鎌倉で行われた流鏑馬の妙技により刑を免ぜられ、旧領に復帰できたという故事(『新編相模国風土記稿』『吾妻鑑』)によるとされています。
故事では鎌倉で流鏑馬が行われたのは建久元年(1190年)なので、義秀が旧領に復帰した翌年から「室生神社の流鏑馬」が始まったとすれば、現在まで約800年余り続いていることになります。
○スケジュール
14:00
馬場駆け(神社前馬場)
14:20
流鏑馬開始の式(神社拝殿外)
14:30
馬場入りの儀(神社前馬場)
14:50
垢離(こり)取りの儀(垢離取り場)
15:00
流鏑馬始め式(神社鳥居前)
騎射(神社前馬場)
※15:50頃まで、通常5回騎射を行います。
○アクセス
・自動車:東名大井松田ICより国道246号線を御殿場方面へ7キロ
・鉄道:JR御殿場線 山北駅下車 徒歩10分
※会場周辺には駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用ください。
参考:山北町町ホームページより
https://www.town.yamakita.kanagawa.jp/0000000566.html
派手さはありませんが、いざ鎌倉のために鍛錬した地方御家人の質実剛健な流鏑馬です。
町の旧道に砂を敷き詰めて走るため距離が非常に近く迫力があると思います。
車でのアクセスは駐車場が無いため難がありますが御興味おありのかたはぜひ!
投稿者:駿河守浪子【】
※投稿された内容の正確性、信頼性等については一切の責任を負いません。特にイベント等へ行かれる場合には、必ず公式の情報をご自身でご確認下さい。