2021年12月23日00時00分

 

岡寺良著　吉川弘文館
定価　2090円　　発売中！

毛利・秋月・大友・島津らの覇権をめぐる合戦や領国争い、秀吉による九州平定を、城館に焦点をしぼって描く。平地の館や「陣城」にも着目。築城をめぐる彼らの目論見を読み解き、新たな九州戦国史像を明らかにする。

目次 :
九州戦国史と城郭―プロローグ/ 永禄九州争乱―毛利氏ＶＳ大友氏/ 九州大名たちの城郭/ 国衆たちの戦国城郭/ 天正の九州頂上決戦―島津ＶＳ大友/ 豊臣秀吉九州平定戦の城郭―豊臣ＶＳ島津・秋月/ 九州戦国時代の終焉と城郭―エピローグ

【歴史街道・編集部のおすすめ、コメント】

毛利や大友、島津、龍造寺・・・多くの大名たちが覇権を競い、合戦を繰り広げた戦国期の九州。そこではどのような城郭が形成されていたのか。文献や発掘調査をもとに、各大名の城の特徴や、合戦時に築かれた「陣城」の様相などについて解説している。
総勢五万ともいわれる島津の大軍に対し、高橋紹運が籠城で徹底抗戦し、多大な被害をださせたという岩屋城の戦いについては、急峻な地形に築かれ、防御に優れた城の構造が図で示される。城の形を知ることで、合戦の様子が立体的に感じられて興味深い。

 

投稿者：☘️ぷ～太郎

※投稿された内容の正確性、信頼性等については一切の責任を負いません。特にイベント等へ行かれる場合には、必ず公式の情報をご自身でご確認下さい。