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陣ノ内城跡国史跡指定へ 

2021年06月18日00時00分

 

陣ノ内城跡・国史跡指定へ 熊本県甲佐町、肥後国の中世城郭
6/18(金) 18:39 Yahoo!ニュース 熊本日日新聞より引用

 国の文化審議会は18日、16世紀末の安土桃山時代に築造された熊本県甲佐町豊内の「陣ノ内城跡[じんのうちじょうあと]」を国史跡に指定するよう萩生田光一文部科学相に答申した。今秋に指定される見通しで、県内の国史跡としては2014年の八代城跡群以来、43件目となる。

 陣ノ内城跡は広さ7・8422ヘクタール。町役場に近い、緑川と流域の平野を見下ろす標高約100メートルの丘陵地の上にある。深さ5メートル、幅20メートルの堀が400メートルにわたって確認されており、その内側には高さ5メートルの土塁も残っている。

 町は1980年2月に「陣ノ内館跡」として町文化財に指定。中世に一帯を支配していた阿蘇氏の館跡という説もあったが、その後の測量や発掘調査で四方を堀と土塁で囲まれた大規模な城郭だったことや、構造が豊臣系大名の城と共通することが判明した。

 このため、阿蘇氏の拠点があった場所に、秀吉に仕えた小西行長が1588~1600年に築いた城とする見方が強まり、町は2019年に「陣ノ内城跡」と名称を変更した。

 同審議会は「肥後国の中世城郭の中でも突出した規模を持ち、堀や土塁の保存状態も良好。水陸交通の要衝で、阿蘇氏から豊臣系大名による支配へ転換する時期の政治的、社会的状況を考える上で重要」と評価した。

 奥名克美町長は「指定されれば町で初めての国史跡で、天然記念物の『麻生原のキンモクセイ』以来87年ぶり2件目の国文化財。コロナ禍の中、明るいニュースを届けられてうれしい」と話した。
 町は19日から、町生涯学習センターのギャラリーで記念パネル展を開催する。7月16日まで。入場無料。

 

投稿者:拓之助中務少輔

 

 

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