先人たちの底力 知恵泉「事を成す生き方とは?逃げて勝つ!桂小五郎/木戸孝允」
2019年10月22日22時00分
幕末、激動の時代に活躍した人物から、事を成すための知恵を2週にわたって探る。今回は、薩長同盟の密約を交わし、維新の立役者の1人となった、桂小五郎の生き方に迫る。
幕末の長州藩士、桂小五郎、後の木戸孝允。薩長同盟や廃藩置県などの功績を残した。しかし桂は、「逃げの小五郎」と呼ばれるほど、危険を察知すると、逃げた。幕府に追われ、物乞い、荒物屋、寺男となり各地を転々、潜伏を続けた。それは決して保身だけではなかった。無謀な争いを避け、情報を得、自分を活かす機会を待つ。そんな姿勢が混乱の時代には必要だ。逃げるは恥だが、桂なりの美学と信念があった。その生き方に迫る。
投稿者:山中 バンビの助
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