先人たちの底力 知恵泉選▽名君なれど名君ならず 徳川綱吉“恐れず”に行動せよ
2019年05月14日22時00分
人間より犬を大事にしたと言われ、暗君と評される江戸幕府5代将軍・徳川綱吉。しかし悪法と言われる「生類あわれみの令」は、人間の命を重んじる画期的な政策だった…!?
綱吉の治世のころは、一般的に平和な時代と言われている。しかし町では、けんかによるにん傷沙汰や捨て子などが横行し、戦国時代の命を軽んじる風潮が続いていた。儒学に没頭し、高い倫理観を身につけていた綱吉は、そうした世の中の価値観を変え、武力ではなく「ルール」によって政治を行おうと動きだす。身内でもルールに背けば厳罰に処した。また、福祉政策とも言える捨て子対策を打ち出し、後に生類あわれみの令となっていく。
【ゲスト】シダックス最高顧問…志太勤,渡辺満里奈,東京大学史料編纂(さん)所教授…山本博文,【司会】新井秀和
投稿者:山中 バンビの助
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