ミステリアス・ジャパン
2018年05月05日07時30分
[放送日時]
5/5(土)7:30~8:00
[テーマ]
世界記憶遺産・上野三碑 ~群馬県高崎市~
[概要]
群馬県高崎市にある「上野三碑」と呼ばれる石碑を紐解くミステリー。
平成29年10月、ユネスコ世界記憶遺産に登録されたことで注目を浴びた。
日本に18例しか現存しない、7世紀から11 世紀における古代の石碑の中でも最古の石碑群で、刻まれている内容は東アジアの文化交流の実像を示すものだという。
中でも多胡碑は、謎多き人物『羊太夫』と結びついた不思議な伝承も語り継がれていた。
三碑には、いったいどんなことが記されているのだろうか?
[番組詳細]
舞台となる高崎市は、古くは、中山道と三国街道の分岐点、交通拠点都市として発展してきた。
『上野三碑』は上野国にある、7世紀から8世紀に造られた古代の石碑三基のことで、山上碑・金井沢碑・多胡碑の総称。
三つが半径5キロ以内に点在し、それぞれが国の特別史跡に指定され、これまでも守られてきた。
形も大きさも、記されている内容もそれぞれ違うが、三碑にはある共通点があるという。
それはどれも、上野国に住み着いた朝鮮半島からの渡来人がもたらしたものであること。
彼らとの密接な交流の中で、当時の都(飛鳥・奈良)から遠く離れた地元の人々によって文字で刻まれた。
東アジアにおける文化交流の実像を示す、極めて重要な歴史資料なのだ。
山上碑は、古墳の隣にある。
直径15mの円墳であるこの古墳は、石碑を建てた人物と非常に縁が深い人物が眠っているという。
金井沢碑は、群馬のルーツに迫る内容も刻まれているという。
そして、謎多き人物・羊太夫と結びついた不思議な伝承も語り継がれているという多胡碑は、地元の人々に「おひつじさま」と親しまれ信仰されていたという。
日本最古の石碑群は、私達に何を伝えているのか?
ナビゲーター:西本智実
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