有漢常山城(うかんつねやまじょう)

有漢常山城 投稿者:しおうまる美作守さん

城郭基本情報

名称(よみ) 有漢常山城(うかんつねやまじょう)
通称・別名 常山城
所在地 岡山県高梁市有漢町有漢字土居
天気情報

11/22(金) 降水確率:30%
14℃[-2]4℃[+2] 詳細

地図 マップ周辺の城NaviConYahoo!カーナビ
問い合わせ 高梁市教育委員会有漢分室[電話
分類・構造 山城
天守構造 独立式望楼型[2重3階/1997年築/RC造模擬]
築城主 秋庭重信
築城年 鎌倉時代前期
主な城主 秋庭氏、新山氏(三村氏家臣)、肥田氏
遺構 曲輪、土塁、堀切、横堀(空堀)
指定文化財 市史跡(常山城跡)
再建建造物 模擬天守(風と化石の館)、模擬冠木門、模擬塀、碑、説明板
有漢常山城(うかんつねやまじょう)は、岡山県高梁市有漢町有漢にある山城。

歴史 

鎌倉時代初頭に地頭職を務めた秋庭三郎重明が築城したと伝わるが、定かではない。

『備中府志』には、天正2~3年(1574~1575)の備中兵乱の際、新山玄蕃亮家健が籠城したとある。

遺構 

高梁川と有漢川の合流点から約12km東側にある、標高260mの山上に築かれている。備前・備中・美作の三国に通じる交通の要衝で、東流する有漢川と、北へ谷沿いに流れる川関川の合流点にあり、川関川沿いに三飛峠を越えれば美作、有漢川沿い笹目峠を越えれば備前に至る。

現在は市道により分断され、北東側の曲輪群と南西側の曲輪群に分かれている。北東側の曲輪群は、最高所に東西約70m×南北約30mの主郭を置く。主郭中央の高まりは櫓台だった可能性がある。南西側に折れを伴う土塁が築かれ、北西側に2段の曲輪が置かれている。

主郭南側斜面の切岸直下は防御性が高く、南東側には畝状竪堀が掘り込まれ、やがて竪堀となるL字型の高さ1.5m×長さ20mの横堀と連動している。南東隅は高さ3mを越える 3本の堀切でしっかりと分断されている。

主郭南側斜面の西側にある最大幅10mの大きな竪堀も、曲輪直下の屈曲する横堀と連動して効率よく横矢が掛けられている。横堀の両端は、土橋と接続させて侵攻を阻止。北側斜面には長さ30~45mの畝状竪堀を設けて、有漢川側からの侵入に備えている。

南西側の曲輪群は、北東側の曲輪群と比較すると防御機能が脆弱といえ、竪堀や横堀などはみられない。現在の姿は、在地領主の城を天正年間に改修したものだろう。

交通 

・岡山自動車道有漢ICから車で約30分

参考文献 

・『岡山県中世城館跡総合調査報告書 第2冊-備中編-』、岡山県教育委員会、2020年。

文:萩原さちこ



城郭口コミ


2022/11/07 21:14カズ
有漢常山城:有漢常山公園駐車場から櫓を模した建物を通り過ぎると、かつての城の遺構があります。私が行ったときには、ほんの10メートルほど先に見える2重堀切の土塁に至る道が見えず、膝下までもない程度の草を、用心しながら踏みしだいて登城しました。

2022/06/06 18:36ジュウ・ヤン備中守三十郎
有漢常山城:有漢町のうかん常山公園内に模擬天守が有ります。模擬天守の前を横切ると右下へ向かう道が有り、本当の城跡を見られます。駐車場も有り、近くには石の風ぐるまがゆっくり回っており、休日などではなだらかな斜面でお尻滑りをたのしむ子供達の姿も見られます。

城郭攻略情報


2024/11/17 11:46
真田一族
備中松山城天守にて攻略
2024/10/10 08:09
副将軍ヒロシ
備中高梁駅からバスで木の山鳥居で攻略
2023/10/01 15:12
そうざえもお備中守
中国道下りから北房JCTで岡山道に入り、トンネル(有漢トンネルでした)の手前(北)で攻略出来ました
2023/06/03 09:20
あざらし肥前守
公共交通:一例高速バス乗車中、中国道真庭PA〜北房JCT。(❜18・5攻略)
2021/01/02 15:46
CemaNabuKo
南から攻めて、岡山道28.7KPで佐井田城と共に2城同時に攻略です。

城主争い

来月度の城主争い戦況

 1位 みっちゃん兵庫助さん 42

 2位 ジュウ・ヤン治部丞羽柴軍さん 23

 3位 岸3大蔵少輔きんもさん 12

有漢常山城の周辺スポット情報

 説明板(碑・説明板)

 説明板(碑・説明板)

 秋庭氏居館(周辺城郭)

 台ヶ鼻城(周辺城郭)

 風ぐるま市場(御城印)

 うかん常山公園レストハウス 風ぐるま食堂(御城印)

 トイレ(トイレ)

 駐車場(駐車場)

 模擬天守(関連施設)

 登城口(その他)

 

to_top
気に入った!しました