池ノ前台場(いけのまえだいば)

池ノ前台場 投稿者:摂津守いくpikaさん

城郭基本情報

名称(よみ) 池ノ前台場(いけのまえだいば)
所在地 和歌山県和歌山市深山
天気情報

11/22(金) 降水確率:20%
17℃[±0]11℃[+2] 詳細

地図 マップ周辺の城NaviConYahoo!カーナビ
分類・構造 台場
築城主 紀州藩
築城年 安政2年(1855)
主な城主 水野丹後守
遺構 石垣、土塁
池ノ前台場(いけのまえだいば)は、和歌山県和歌山市深山にあった台場である。

歴史 

嘉永6年(1853)のペリー来航、さらにその翌年の、大阪湾に現れたロシア軍艦ディアナ号が紀州沖に停泊した事件を受け、紀州藩ではにわかに海防論が高まった。

翌安政元年(1854)以降、紀州藩領では大阪湾の防衛のため、現在の和歌山市加太沿岸、友ヶ島(地ノ島・神島・沖ノ島・虎島の総称)、さらに紀中・紀南地方にかけて数多くの台場が築かれた。

池ノ前台場はそのうちのひとつで、水野丹後守が築造と守備を担当したという。

遺構 

池ノ前台場は、和歌山市沖に浮かぶ友ヶ島のうち、沖ノ島の西端に築かれている。

海岸線に沿って設けられた土塁が、左翼と右翼に分かれ、それらが雁行する形で配置されていた。紀州藩が各台場の規模と構造を絵師に描かせた『異船記』によると、左翼は長さ20間、高さ7尺、厚さ3間半、左翼は長さ21間、高さ7尺5寸、厚さ3間5寸8寸の規模であったという。

現在、左翼側の土塁と石垣が一部残存しているが、西端部は明治期に友ヶ島第2砲台が築かれたことで破壊されており、海岸周辺はこの第2砲台の残骸が崩れ落ちている状態である。

なお、友ヶ島には他に、藻崎・配府・保古良・蒲浦・小浦・池ノ尻の6つの台場が設置されていた。

交通 

・加太港から友ヶ島汽船で約20分、下船後徒歩約15分

参考文献 

・『和歌山の近世城郭と台場』戎光祥出版、2018年。
・(一財)和歌山社会経済研究所公式サイト(http://www.wsk.or.jp/)。


城郭口コミ


2024/03/31 18:26大納言Z周防守369
深山砲台:「由良要塞」の一つである「深山第1砲台跡」。由良要塞群の中では一番保存状態が良く、28cm榴弾砲が6門置かれていて、2門ごとに仕切られていてトンネルでつながっていました。現在はハイキングコースとして整備されています。

2023/12/09 15:21気分爽快豊後守
第一砲台跡:第一砲台は桟橋からかなり遠くにありますので、最終便に乗り遅れないよう、時間に余裕を持って行く必要があります。残念ながら中に入れなくなっていました。①入口は閉ざされている②脇の坂を登ると上から見ることができる③ちょっと離れた場所にある④③への通路⑤④の入口

城郭攻略情報


2024/11/17 06:38
こにやん若狭守
岬町 道の駅とつとパーク小島駐車場にて…攻略(⁠•⁠‿⁠•⁠)
2024/07/08 20:22
毛利のクマ弾正少弼
宮崎カーフェリー(神戸行)で攻略できました。5:35くらい
2024/07/06 14:54

南海加太駅
2024/06/29 11:20
物集女丹波守りょう
洲本城天守台にて。
2024/01/12 20:58
藤原和泉守けんじろー
ホテルニューアワジで攻略しました!

城主争い

来月度の城主争い戦況

 1位 木瓜やっくん淡路守さん 26

 2位 なこ淡路守さん 6

 3位 ルークさん 5

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