漆原の大下館
漆原の大下館([葛尾城 周辺城郭])
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漆原の大下館の口コミ情報
2022年11月23日 内記かずりヾ(・ε・。)
たまには山城でなく居館なんかをほっこり口コミ〜
漆原の大下館は葛尾城の西南約3.6km、女沢川東岸(右岸)、日影沢西岸(左岸)、標高約508mの山間部台地緩斜面上平場に存した居館です。
行き方はGoogleマップに位置登録されている漆原集落センターを目標に設定して下さい。この公共施設の北側一帯が概ねの該地です。
築かれた年代、お住まいになられていた方は不明です。史料、伝承等は不明であると信濃のお城の神も言っている。位置関係から推測すると入山氏に関係する者の居館だったんでしょか。入山氏については同じ葛尾城のリア攻めマップにある入山氏館(太郎様)を参照して下さい。
上山田町誌に新村の館址として「大下の館址」で記載があり、「漆原部落の南西(たぶん誤記、北東である。)入口で、富田条理法施行地の田端である。五反歩以上の稍平坦地、中に墓地あり、堂あり、接続地に祗園免田がある。地方豪族居館址と推定される。」とある。
居館の現況は耕作地、墓地、一般住宅とその敷地等となっています。敷地は概ねで二段、とっ散らかった印象で全体像を把握するのは困難、信濃のお城の神は「ここよりも南上のあたりの方が条件がよい。」て身も蓋も無い事言ってます。町誌は「大下」の字地名から該地を特定しているようだけど、この大下を下屋敷と解釈するのか集落の最下段と解釈するのかで話は違ってくるとも言っている。
自分は信者なので信濃のお城の神推し、漆原集落センターの建つ南上の適地が該地じゃないかと思いましたが、この口コミでは従わず縄張図の敷地範囲を踏襲します。水源地も至近にある事だしね。ちなみに同様な事例には度々遭遇する。周辺地形から此処が該地だと思ってたら、「えっ、嘘、あっちがそうなのっ?」みたいな感じ…現地で様々な疑問を抱いたとしても、「字地名の範囲はこれっ!」で全てが強制的に終了する。地方史、城郭史における字地名の持つパワーは限り無く半端ねぇのさ…
※写真3枚目、背景の山稜が同じ葛尾城のリア攻めマップにある入山城、コンパクトながら見所多い極めてコスパに優れたお城っす。