入山城
入山城([葛尾城 周辺城郭])
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入山城の口コミ情報
2020年05月12日 内記かずりヾ(・ε・。)
入山城は葛尾城の西南約2.9km、千曲川の南岸、標高1333mの大林山から北東へ延びる支尾根上、標高509mのピークの一つに主郭が存します。東麓からの比高は110m位でしょか。
行き方は北東麓にあるGoogleマップにも位置登録されている見性寺を目標に設定して下さい。このお寺さんの裏山が城山となります。見性寺の墓地の裏手に配水場へ抜ける舗装された林道が延びているので配水場まで進みましょう。此処から山側に尾根を登って行けばお城へ到達出来ます。
築城年代、築城者は不明なんですが、村上氏の庶流、寄合氏の分流、入山氏が推測されています。同氏は寄合延時の子、基輔が入山の地を分知され入山氏を称したとされ、後には村上氏の有力な被官衆として発展していきました。
お城は素晴らしいです。ブログ等で事前勉強してたんですが、何だかプアーな感じがしたんで余計にそう思いました。お城はコンパクトな縄張でほぼ一直線、ほぼ同一の高さで4つの郭が存し、それに腰郭が幾つか付いてます。主郭には土塁が付き、郭の一部には石積みも確認出来ます。郭間は非常に明瞭な堀切+竪堀でぶった斬り、竪堀は北側のみに長大となっています。それからお城には他では中々見れない遺構もありまして、城域の南西端、尾根の真ん中に土塁状の土の盛り上がりが30m位確認出来ます。これ堰路と呼ばれる用水を通すためのものらしく、変わった遺構の存在に萌えまくること間違い無し!文章だとあれなんですが、大きな流しそうめんを思い起こして頂ければ理解し易いかなw
帰りは別の道(途切れるけど踏み跡がある。)、城域東端にある腰郭から尾根伝いに下って戻りました。これを使うと林道の入口付近に再び出る事が出来ます。言い忘れましたが、行きの配水場付近にも浅いですが堀切が1条ぽつんとあります。配水場のある場所も元は郭だったかもしれません。
よい意味で期待を軽く上回ってくれるお城です。戸倉上山田温泉にお立ち寄りの際には是非訪ねてみて下さいまし。