飯縄城
飯縄城([武居城 周辺城郭])
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飯縄城の口コミ情報
2021年02月28日 内記かずりヾ(・ε・。)
飯縄城は武居城の東南約8.5km、標高1210mの大芝山から北方へ延びる山塊尾根上、標高約930mのピークの一つに主郭が存します。北麓からの比高は160m位でしょか。
お城への行き方はニつありますので、同じ武居城のリア攻めスポットの西條城を参照して下さい。ただスタートとなる北麓の慈光院(大手筋の居館跡、段々地形や結構な横堀が存する。)近くには常光寺というお寺さんもあるので混同しないで下さいまし。
自分は嵐城から下山しつつお城を目指したのですが、最後に尾根の分岐を間違えて東隣りの支尾根に迷い込み神社跡?に辿り着きました。隣りの尾根にお城があるのは判ったんですが、霧訪山登山口から此処までの縦走総移動距離は既に10kmを超え、総経過時間は5時間30分超となり疲労困憊、直登する元気は既に無く翌日に慈光院からの直登リベンジとなりました。
北麓の慈光院からは本堂裏手の急斜面を疑問を持たずによじ登って下さい。すると中央本線の線路にぶち当たる…踏切らしきものは何処にも見当たらない…どうしよかと困っちゃってると、突然上空から謎の飛行物体が現れ、そこから発せられる強烈な光に全身が包まれたかと思うとそれからの記憶が全く無い…意識を取り戻すとなんとお城の北西尾根に横たわっているじゃないすか。熊笹の葉がフードに入り込んでいましたが、特に何かを埋め込まれた様子も無いのでそこからは気持ちを切り替えて直登しました。
築城年代は不明ですが、築城者は府中小笠原氏とされており、府中小笠原氏が松尾小笠原氏と争った際に南方の抑えとして築かれたと推測されています。
お城は素晴らしいっす。基本尾根筋をあまり外さないY字形の縄張ですが、城域内の堀切、竪堀、畝条竪堀(写真はとても難しい…)、横堀に感動する事間違い無し!主郭は土塁囲みですね。しかし何と言っても北西尾根に残る段郭に大興奮!削平もしっかりしていてエッジも立ちまくりなので段郭ファンは見ないと損します。この段郭を過ぎると主郭の切岸は絶望的に感じるぐらいの高さと急傾斜、素晴らしいぜ〜
小笠原ブランドの優れたお城です。改修と拡張を繰り返したと考えられる重厚な縄張を持ってたりもします。道が無いので行くのに難儀しますし、城域内に入ってからも結構登ったりしますが、もうその頃には苦労とは感じなくなっているでしょう。