西條城
西條城([武居城 周辺城郭])
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西條城の口コミ情報
2021年02月26日 内記かずりヾ(・ε・。)
西條城は武居城の東南約8.6km、標高1210mの大芝山から北方へ延びる山塊尾根上、標高1199mのピークの一つに主郭が存します。北麓からの比高は430m位でしょか。
行き方は主に二つあるようです。一つは北麓にある慈光院から飯縄城、嵐城を経て道無き尾根筋をただひたすら登るもの。このルートは展望が無い上に長い距離をだらだら登る羽目になり不安しか感じないので帰りに使った方がよいでしょう。もう一つは霧訪山登山コースの善知鳥峠登山道を使うもので、霧訪山支峰の大芝山をまず目指し、その手前の大芝山ノ肩にある道標から北方の洞の峰(西條城は此処にある。)を目指すものです。この道標からは殆ど比高も無く10分位歩けば城域に入ります。つまりは気持ちが折れる前に一気に登って西條城を攻め、返す刀で嵐城、飯縄城を攻めるのがスマートだと思います。ただ西條城からのルートは幾つも分岐する尾根を間違え易いので地形図等を確認しながらの下山となります。自分はそれでも飯縄城への分岐を間違えて別尾根に迷い込んでしまいました。又、西條城からは時期になれば熊さんがいない方がおかしい(痕跡だらけだ…)ぐらいの尾根筋が続くので装備は万全にしときましょう。
築城年代は不明ですが、築城者は府中小笠原氏とされており、府中小笠原氏が松尾小笠原氏と争った際に南方の抑えとして築かれたと推測されています。戦国時代には城主として小笠原閑斎頼貞の名が伝えられ、天文年間に武田氏に攻められ落城したとされています。
お城は素敵極まりない♪標高が高い位置にある山城が多い信濃ですが、比高400mを超える山城はそうは無い。それだけに遺構の残存度が素晴らしく、尾根筋も結構すっきり(高所なので常緑林が無いのがポイントっすね。)してるのでとてもお城が判り易い♪苦労してでも行く価値があります。
このお城で霧訪山を目指す登山者夫婦と出会ってお話しをしましたが、自分得意気に「此処は昔お城だったんすよ〜」と語ると「だからこんなに凸凹なんだ〜」と妙に納得してくれました。山城でこんな反応されたのは初めての事だったので大変嬉しかったですw